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トピックとお知らせ

ヴィエンチャン県でモニタリング調査を実施


 
(写真):担当教員・校長へのインタビューの様子

昨年9月にベースライン調査で訪問した学校6校に、図書新規配布後の
モニタリング調査を今回行いました。
段ボール箱に入れて配付した図書は、どのように保管・管理するかは
各学校にまかせています。訪問した学校では、職員室の一角に図書コーナー
が設置されていたり、独自で図書室をつくっていたりと、図書の設置の
仕方法は様々でした。

モニタリング調査では、図書担当教員や校長へのインタビュー、
子どもたちへのインタビューを行いました。子どもたちの場合、
有志数名が前に出て、実際に本を読んでもらいます。ラオス語が
母語であるラオ族の子どもたちでさえ、3年生位になりやっとラオス語が
読めるようになるのが一般的。そのため、子どもたちへのインタビューは、
4-5年生を対象に行っています。すらすら本を読むことができる子ども
たちが多い学校もあれば、5年生になっても、たどたどしく読むのが
やっとという子どもたちが多い学校もありました。
 

(写真左):職員室内に設置された図書コーナー、(写真右):貸出カード

また、図書の整頓がきちんとされていて、補修もよくしてある学校もあれば、
1年しか経っていないのに、破損した本が多いという学校もありました。
丁寧に扱いながらも、よく読まれてる故に破損しているのであればよいのですが、
ある学校では、子どもたちがびりびりに破いてしまったため、ほとんどの本を
読むことができない状態になっていました。

郡で最後に図書が届くという学校は、昨年は竹でできた床か土の校舎でした。
が、今年はコンクリートの新校舎になっていました。昨年、訪問したときは、
子どもたちはとても恥ずかしがり屋でスタッフの質問にもあまり答えてくれま
せんでした。しかし、今年は、歌を歌ったり、インタビューに答えたり、前に出て
本を読んだりととても積極的な姿に変わっていました。先生が子どもたちに本を
よく活用している様子が伺えました(2008年11月2日ラオス事務所・猿田)
 

(写真):子どもたちに本を読んでもらう


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