トピックとお知らせ
ラオスの子どもにクラシックコンサートを届ける
2010年12月、ラオスのこどもは、ヴァイオリニストの五嶋みどりさんが代表理事を務める、(NPO法人)ミュージック・シェアリングのインターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム(ICEP)のラオスでの訪問コンサート実施に協力しました。ICEPは、アジアの国々を訪れ、学校・子ども病院・児童施設などに生演奏を届ける活動をしています。当会は、ルアンパバン県とヴィエンチャン都周辺の子ども文化センターや小中学校、当会ラオス事務所併設図書館など、7ヵ所での訪問コンサートの実施に協力しました。一番遠方だったコンサート開催場所は、ヴィエンチャン都から車で約4時間移動した、ボリカムサイ県ボリカン郡のモン族の村の小学校のためのコンサートでした。
各訪問先では、弦楽カルテットによる演奏、楽器の説明、子ども達の楽器体験、演奏家への質問、訪問先の子ども達による出し物が1時間の中で行われました。コンサート終了後には、子どもや先生たちは音楽家に「また来て欲しい」「年に2〜3回来て欲しい」「次回は1ヶ月滞在して欲しい」とリクエストをし、初めて聴くクラシック音楽に魅了されたようでした。
ラオスのほとんどの学校で、音楽の授業はありませんが、子どもセンターや教えられる教員と楽器がそろっている規模の大きい中学高校で、ラオス伝統音楽や合唱を楽しむ子ども達もいます。これらの学校やセンターでは、カルテットの演奏に刺激を受け、音楽への熱を高めています。
詳しい訪問コンサートの様子はスタッフブログを参照:
はじめてのクラシックコンサート@ コンサートツアーところによりサッカー大会、ときどきカラオケ
はじめてのクラシックコンサートA どんな曲も、ムアン!
はじめてのクラシックコンサートB どうして演奏する時に頭を揺らすのですか?
(報告:ラオス駐在スタッフ 秋元波)