トピックとお知らせ
高校で”出前授業”をおこないました
ラオスのこども では、国際協力にご関心のある企業や学校へ講師派遣をおこなっており、映像や写真を用いての活動説明や、参加型ワークショップを取り入れたプログラムなどを実施しています。今回は、東京事務所と同じ大田区にある、東京都立大田桜台高等学校にて出前授業をしてきました。
同校2学年選択科目の「国際理解」という授業の一貫として、2月6日、13日の2日間に渡って実施しました。
【2月6日(木)】
ラオスはどこにある国?から始まり、ラオスの子ども達の日常の様子を見てもらうことで、私たちが支援している“ラオス”という国について知るきっかけを作りました。そして、ラオスの教育事情を日本と比較しながら、国によって教育環境の違いがあること、世界には様々な暮らしがあることなどをお話しました。ラオスでは、小学一年生で進級テストがあること、授業についていけず小学校の時点で退学してしまう子どもが多いということに驚いている生徒が多くいました。
最後に私たちのラオスでの活動を紹介し、図書を学校へ配付する際に使用する“図書袋”や、出版したラオス語の絵本を実際に手にとって見て頂きました。先生に着ていただいたラオスの伝統衣装“シン”も好評でした。
【2月13日(木)】
ラオスのこども が活動するに当たって、たくさんのボランティアの方々に支えられているという話をし、生徒達にも自分の特技を活かしてどんなボランティア活動が出来るか?をグループで話し合い、発表してもらいました。絵本読みきかせ、募金活動、料理、ネイルアート、カメラ(写真撮影)などが発表されました。
そしてこの日のメインイベント、日本に居ながら出来る支援活動の一例として、“ラオス語絵本プロジェクト”に取り組んでもらいました。“ラオス語絵本プロジェクト”とは、日本の絵本にラオス語翻訳を貼って出来た絵本をラオスに送る活動です。
ラオ文字を初めて見た生徒達は「どっちが上だっけ?」と始めは戸惑いながらも、後半は「この文字の形可愛い!」と新たな発見を楽しみながら作業をしていました。
28名の生徒と関心のある先生方にも参加頂き、最終的には48冊の絵本が仕上がりました。
大田桜台高等学校の皆さん、どうもありがとうございました!
”出前授業”にご関心のある方は、事務局(deknoylao@yahoo.co.jp)までお問い合わせください。
【報告:菊地美玲】