トピックとお知らせ
85冊のラオス語絵本をつくりました
2014年7月5日(土)沖電気工業株式会社にて「ラオス語絵本をつくってラオスの子どもたちに送ろう!」のイベントが開催されました。今回で15回目を迎えるこのイベントは、日本語の絵本にラオス語翻訳を貼ってラオスに送る活動で、同社社員とご家族の方、ラオス人留学生、当会学生ボランティアなど合計43名が参加しました。
はじめに事務局長の野口から当イベントでこれまでの14回で作られた絵本は840冊になったことを報告し、継続的にご支援いただいていることを感謝しました。その後、ラオス出身で現在は日本で生活しているヌイさんとラオス人留学生から、子どもの頃の生活について話してもらいました。首都のビエンチャンと地方の農村では進学率に差があることや、絵本はあったが種類が少なかったこと、英語や日本語の塾に通っていたこと、日本の漫画やアニメが大人気であることなど、ラオスの子ども達の様子がうかがえる時間となりました。
休憩時間には、ラオス産のコーヒーやお菓子のタマリンドキャンディなどを提供しつつ、ラオス手工芸品の販売コーナーや現地出版物の紹介コーナーをご覧いただくなど、参加者にラオスを体感してもらいました。
休憩後はメインの絵本作りに取りかかりました。それぞれに子どもの頃読んだ懐かしい絵本を手に、ハサミとのりで翻訳シートを切って貼って、ラオス語の絵本を仕上げていきました。毎年参加してくださっている方も多く、ベテランの手つきで作業を進めていました。初めて参加される方も、見慣れないラオス文字を留学生に教えてもらったりしながら楽しんで作業していました。最後に自分の名前をラオス語で書いて、裏表紙の内側に貼ればラオス語絵本の完成です。
ヌイさんは「ラオスの子ども達にとって、絵本を読むことはとてもワクワクし、世界が広がる機会になる」と話していました。そんな絵本が今回85冊も出来上がりました。
毎年ご協力いただいている沖電気工業株式会社さま、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。