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トピックとお知らせ

2014年11月15日 活動ミーティング報告

奇数月の第三土曜日は、「ラオスのこども活動ミーティング」を開催しています。
このミーティングは、活動の報告や、イベントの企画準備をする場で、ボランティアや当会の活動に興味のある人はどなたでも参加できます。

11月15日(土)の活動ミーティングは、25名が参加し、ラオスでインターン、ボランティアをした大学生たちからの報告が主におこなわれました。

■ラオス事務所インターン報告(早稲田大学3年 飯川)

夏休みにラオスでインターンをした様子について報告してくれました。報告書は、本ホームページのトピックに掲載していますので、こちらをご参照ください。
ここでは当日の話の中で興味深かったものをピックアップします。
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ASEAN紹介の本
配付される図書の種類がとても多いことに驚き、中でも、ASEAN各国の挨拶や料理などが紹介されているものが複数あり、ASEAN諸国への興味が高まっていると感じた。

温和なラオスでも絶対的な上下関係
ラオスでも上司と部下の関係は厳しく、呼び方も年上の男性なら「アイ」、年上の女性なら「ウアイ」といった敬称を名前の前に必ず付け、目上の人の前を通る時は腰を屈めていた。業務中もマニュアルとは違うことを上司に言われたら、そのまま従ったり、現地スタッフ同士のやり取りの中から、上下関係が垣間見られた。

半年前に開設した学校図書室
自身が所属していた学生団体”スーン”の支援で、「ラオスのこども」の協力により、今年の2月に、南部のチャンパサックの学校で図書室を開設した。開設後半年の様子を見たいと思い、インターンの合間に現地の学校まで行ってきた。
 開設して半年たった今も、子どもたちの様子はオープン当初と変わっておらず、図書室が開いたら一目散に走って行って、本を読んでいる様子に感動した。
 学校には先生が4人しかおらず、その内2人の先生が図書活動を担当。そんな大変な中、図書室を定期的に開けている。貸出カードには履歴がたくさん書いてあり、図書がよく利用されている様子がわかった。
 図書室に入れるのは4〜5年生だけと決められていた。このルールの理由を尋ねると「1〜3年生は文字が読めないから」とのこと。図書に日々接することで、文字を読めるようになると思うので、これは改善していきたい。

ALC現地スタッフとの関わり
インターン中は、新人スタッフのように扱ってもらい、同じ立場で活動できた。若手スタッフが「あなたは同僚だし、友達よ」と言ってくれたことが、とても嬉しかった。スタッフとも仲良くなり、家に呼んでもらったり、色々な経験ができ、とても充実していた。
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Q&A
Q:ヴィエンチャンとチャンパサックの違いは?
A:
これまでチャンパサックには3回行ったことがあるが、ヴィエンチャンは今回が初めて。別の国かと思うほど両者には違いがあり、ヴィエンチャンは、車も多く、子どももスマートフォンを持っていることに驚いた。また、ヴィエンチャンの方が礼儀正しい印象で、例えば物をもらう時に両手を合わせる等、所々で礼儀正しさを感じることがあった。しかし、ラオス人自体は地域が違えど変わらないと感じた。例えば、ひとりでいる人に声を掛け、絶対にひとりきりにしておかない、というのはどちらも一緒だと思った。

Q:ラオス料理で美味しかったものは?
A:
昼ごはんは事務所で食べていて、現地スタッフと一緒に買いに行った市場のお惣菜が美味しかった。1回の値段は、おかずが5000キップ、ご飯が2000キップだったので、日本円にすると100円ぐらいだった。


■ラオスでのボランティア報告(学習院女子大学:森、吉田、狩野、根岸)

夏休みに現地でボランティアをした様子について報告してくれました。報告は、ホームページのトピックに掲載しておりますので、こちらをご参照ください。
文章に書ききれなかった詳細を、当日報告してくれたので、その部分を記載します。
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リコーダー・ダンス教室の目標
1.子どもたちそれぞれに合わせた課題を提供し、物事に挑戦し、やり遂げる事の楽しさを伝える。
⇒昨年の実施で、発表会に向け1つの曲を全員で練習したため、経験者や上達した子どもたちを退屈させてしまったという反省点から、今年はレベル別に数曲用意した。
2.子どもたち同士で協力し合い、物事を学ぶ関係が、本プロジェクト終了後も継続するよう強化に努める。
⇒学生が帰国した後、リコーダーを教えられる人がいない為、継続して練習されないことが以前からの課題となっていることから、今年はこの目標を掲げた。

プログラムの内容
ラオス事務所併設図書館(ALC)と、子ども教育開発センター(CEC)の2ヵ所で実施。
リコーダー練習は、初心者や経験者、年齢などを考慮し、レベルごとにグループ分けをして教えた。
使用曲:≪小さい子チーム≫メリーさんの羊/ジングルベル/喜びの歌/聖者の行進
≪大きい子チーム≫ミッキーマウスマーチ/エーデルワイス(重奏)/春の小川/翼をください

ダンス練習は、音楽に合わせて体を動かす楽しさを子どもたちに経験してもらう為、ラオスの伝統的なダンスとは異なったアップテンポの曲に合わせて踊れるようなダンスを考え、教えた。
使用曲:アンパンマン体操/We’re All This Together(映画「ハイスクールミュージカル」より)/恋するフォーチュンクッキー(AKB48)
また、毎日の繰り返し練習に飽きないよう、キャラクターのお面作りも行い、これは最終日の発表会で皆で被ることで気持ちを高めた。

参加者数は、ALCが40人、CECが31人。昨年の参加者数はALC20人、CEC30人だったので、今年はALCでの参加者が倍増した。

発表会
司会進行は、CECの中学生2人が務めてくれた。リコーダーとダンスの発表後、皆勤賞の15人を表彰し、プレゼントを渡した。発表会を見に来てくれた保護者からは「子どもたちがリコーダー教室が楽しいといつも話している。教えてくれてありがとう」と感謝の言葉をもらった。

参加した子どもたちへアンケート結果
回答者はALC19人、CEC13人、計21人。
今回初めて参加した子どもが多く、全員が楽しかった、来年も参加したいと回答。
来年やりたい曲は、今回ダンスで踊った「恋するフォーチュンクッキー(AKB48)」が多く、その他に「ドラえもん」「Let it go」などが挙げられた。

成果
CECでは、ボランティアが帰った後も、大きい子が小さい子にリコーダーを教えていることがあった。このプログラムが継続されていることにより、経験者が増え、上達した子が小さい子や初めての子に教えることができるようになっていた。
グループ別に分かれて、それぞれの能力に合った課題を進めることができ、難易度の高い曲も教えることができた。

反省点及び改善
・子どもの中にも上下関係があるようで、創作ダンスを考える際に、小さい子達が大きい子達に遠慮している場面がみられた。次回は、年齢別にグループを分け、後で合体させるなどの工夫をしたい。
・お面作りでは、自由に作品を作ることにチャレンジして欲しかったが、実際のキャラクターと同じ色で仕上げていた。次回は、親や友達の顔を描いてもらう、手に絵の具をつけて自由に作品を作るなど工夫が必要。
・アンケート内容を的確にする。発表会後に実施し、保護者へも実施する。
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Q&A
Q:譜面が読めない子どもたちにどのように教えたのか?
A:
ドレミの音階をラオス語で書いて教えた。あとは、一緒に音階を歌ったりした。

Q:ALCチーム、CECチームの両者の交流はあったか?
A:
同じ曲で一緒にダンスをしたが、それ以外で特に交流はできなかった。

Q:日常的にリコーダーはどのように活用しているか?
A:
(スタッフが回答)イベントがあるときに、発表会でやった曲を披露したり、子ども達が自主的に教え合って、練習をしているのを見かけたことがある。
現地スタッフなど大人も参加して、教えられるようにすると、より拡がるかもしれない。一方で、毎年日本から学生ボランティアが教えに来てくれるのも、子どもたちにとっては楽しみになっている様子である。

 


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