図書箱・図書袋 配付プロジェクト
「図書箱」とは?
「図書箱」はトランク型の木箱です。この中に140冊ほどの本を収納して学校に届けます。開いた箱はそのまま本棚として使用できます。
図書室などの施設がなく、教科書以外の本がない状況にあるラオス全国の小中学校に、図書と活用のためのノウハウを届けます。特に僻地や少数民族居住地域など、基礎教育の普及が立ち後れている地域への識字運動という意義を持っています。
「図書袋」とは?
本を含んだ図書箱の重さは約30s。これでは自動車が通れない山間部への運搬が難しいです。そこで、1995年、「ラオスのこども」のラオス人スタッフらが共同で、布製の軽量タイプの図書袋を考案。120×120pほどの布に図書を入れるポケットがついていて、約80冊を収納できます。たたむとリュックサックになり、女性でも持ち運びが容易です。また、開いた状態で壁に掛ければ、そのまま本棚として図書室と同様に利用できます。更に、施錠できない学校では、教師が自宅に持ち帰って保管し、利用時に学校に運ぶことも可能です。
読書推進セミナー
ラオス語図書が配布されても、先生自身が本の活用や管理を知らなければ、子どもたちに本の素晴らしさが伝わりません。(教師自身が子どもの頃に本を読んだことがなかったということもしばしば…)。そこで、学校の先生たちを対象にセミナーを開催。講義と実技を織り交ぜて指導します。
3日間にわたるセミナーでは、次表の内容を学びます。
第1日目 | 第2日目 | 第3日目 |
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読書推進セミナーでの図書受け渡し
図書登録の仕方の講義
図書の補修
図書の貸し出しカード作り
紙芝居の実演
小学校での実習