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これまでに実施したプロジェクトの報告

「小中学校における図書活用強化事業(第1期)」

【日本NGO連携無償資金協力】
<目的>  図書室がある学校で、授業に絵本などの副読本を取り入れ、図書の活用と子どもの学ぶ力を高めることを 目指す事業
<対象> チャムパサック県・サワンナケート県・カムワン県3県34校
<実施期間> 2011年10月16日〜2012年10月15日
<実施内容> 
  ・各校をまわり、活動状況の調査と担当者の面接。
  ・地域と活動状況に合わせて4つのグループに分け、各校から2名参加する図書活用セミナーを開催。
  ・サワンナケート県・カムワン県の18校を、1校、2日間かけ学校訪問活動を実施。

セミナー実施前に、全校を巡回し、活動状況の調査・担当教員との面接をおこない、活動状況に合わせグループ分けをしました。セミナーは、活発校向けと停滞校向けの2パターンを実施し、各校の課題に適したノウハウを得られる構成としました。
巡回訪問の際には、全対象校に2日程度滞在し、セミナーからは見えなかった各校の実践・応用段階での課題に取り組むことができました。セミナーでは、物語をもとに劇を作る指導をしており、多くの学校で、子ども達が劇を演じる姿が見られました。

事業の実施により、対象校において以下のような成果が出ています。(カッコ内は事業開始時の数値)
  *図書室を定期的(週3回以上)に開放している対象校: 97% (74%)
  *教員が授業で図書を活用している対象校: 88% (47%)

開始時には、よく活動している学校でも「読み聞かせ」が唯一の図書活用の方法だったが、事業実施後は、演劇、科学本を使ったゲーム、詩の詠唱など、図書の活用が多様化した。 

  *図書を利用する児童生徒が増加した対象校:76%


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