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トピックとお知らせ

シェンクワン県で学校図書室を2校開設しました

シェンクワン県に行くのは、約10年ぶりでした。ヴィエンチャン都が暑かったので、シェンクワンが寒いところだということをすっかり忘れていました。クーラーが必要ないと言われるシェンクワン、とても寒かったです。

ポンサワンの町中にあるゲストハウスやレストランには、爆弾の殻が飾られていました。

今回、学校図書室(HA=ハックアーン)を開設した学校は、2校。1校目は、ポンサワンの町中にあるポンガーン南小学校。生徒数は 701人。生徒の過半数がモン。生徒数が多いため、生徒を午前と午後に分けて、授業を行っているとのこと。ラオス語が母語でない子どもたちにラオス語を教えるのは大変。でも3年生になるとラオス語が読めるようになる。と先生はおっしゃっていました。

2校目は、ここ数年、何度も図書室の申請をしてきたノンペット中高校。学生数は1,588人とこちらも多い。当会の図書室開設支援は、新しい建物を建てるのではなく、空き教室を利用して、図書室にする。校長先生は、学校に図書室が欲しかったため、教室を空けて、当会に申請してきた様子。一部の生徒は近くの小学校の教室で授業を受けているとのこと。すでにあった本は、よく読まれていてぼろぼろ。補修もされていました。担当の先生は、図書の活用についてよく知っている方でした。この学校は、校長先生がとても図書に関心を持ち、何度も申請してきたという先生というとてもやる気のある先生のため、図書担当の先生だけでなく、何人もの先生が協力して、図書室の活用を進めていこうという意欲が感じられました。

学校がバーシーの儀式と昼食を用意してくださっていました。例のごとく、昼間からラオカオ(ラオスの蒸留酒)をふるまわれ、酔っぱらってしまいました・・・。バーシーと昼食には村人も参加しました。この中高校のある場所は、60年代後半、爆撃を受け、校庭にある木のうち、3本しかその当時から残っている木はないそうです。元教員だったというおじいさんの「ラオスの人は、働かない、なまけものというわけではない。未だに土に残る不発弾が発展を妨げているんだよ。」という言葉が心に残りました。


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