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トピックとお知らせ

郡教育局教育指導官に指導セミナー(ボーケオ県)


 
(写真):開会式、(写真):図書の登録実習風景

ボーケオ県で、郡教育局教育指導官を対象に、読書推進活動指導研修を実施しました。ボーケオ県にある郡は5つ。各郡教育局から2名ずつ参加しました。1郡は1名欠席だったため、今回の参加者は郡教育局から9名、県教育局の読書推進活動担当1名の計10名と、少人数でのセミナーとなりました。
講師は、ヴィエンチャン都から国立図書館職員1名と当会ラオス事務所スタッフ1名の2名、教育省小学校幼稚園課から1名、そして猿田も参加しました。

▼セミナーの内容は下記のとおり
1日目 ○開会式
   ○図書の登録についての講義と実習
   ○本を読むときのポイント説明
   ○貸出サービスについての講義と実習
2日目 ○利用者数のカウントの仕方の説明
   ○図書の補修の仕方についての講義と実習
   ○読書推進センターについての説明
   ○本の活用法についての講義
   ○辞典の使い方についての講義
3日目 ○ノーンサーイ小学校を訪問
   (図書室の見学、幼稚園〜2年生を対象にブックトーク、紙芝居の実演、
    本の読み聞かせの実習)
   ○感想文書き
   ○セミナーの自己評価
   ○閉会式
 

(写真):本を読むときのポイント説明、(写真):補修した本

ボーケオ県は郡教育局教育指導官の移動も多く、参加者の中で、セミナーを受けたことがあるという人はたった1人。しかし、少人数ということもあり、参加者の理解度は高かったと思います。郡内の学校の状況についてなど、いろいろ意見交換ができました。
読書推進センターの設置についても、とても意欲的でした。県教育局内だけでなく、郡教育局にも拠点をつくりたいという意見が出ました。「郡教育局に図書の交換の拠点ができれば、継続的に学校に新しい本が届けることができる」と積極的な声を聞くことができ、とてもよかったです。

今まで、郡教育局教育指導官は、学校教員対象のセミナーにオブザーバー参加という形でしたが、指導官対象のセミナーを実施することにより、読書推進活動に関する理解が深まり、他の郡教育局の人の意見を聞き、刺激を受けていることがよく分かります。
学校教員、郡教育局教育指導官、県教育局担当など、いろいろな立場の人たちが関わることにより、地域の、県の活動が活性化していくことが大変期待できます。(2008年11月12日 ラオス事務所 猿田)

 
(写真):歌と躍りの練習、(写真):辞典の使い方の説明


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