トピックとお知らせ
1000冊達成! 沖電気工業(株)ラオス語絵本作りイベント
2015年7月11日(土)、沖電気工業株式会社第16回「ラオス語絵本を作ってラオスの子どもたちに送ろう!」イベントが虎ノ門本社3階会議室にて開催されました。
この絵本作りイベントは、今年で16回目を迎えました。今年は、沖電気工業の社員の皆さんをはじめ、NPO法人エブリィの皆さん、学生ボランティア、当会のインターン生など、総勢41名で絵本作りをしました。
初めに、当会スタッフ赤井より2014年度「OKI愛の100円募金」による支援で開設した学校図書室についての報告を行いました。図書室を開設するというのは、単に書棚を設けて本を並べるだけではありません。図書室運営のノウハウや絵本の活用の仕方など、根本的なところから伝授します。初めての絵本に興味津々な子どもたちの様子を見て、社員の皆さんも嬉しそうでした。一人一人の小さな気持ちが集まれば、このように大きなプロジェクトを成し遂げられるということを実感しました。
続いて、カフェタイムには、ラオスコーヒー・ラオスのお茶の試飲や、民族衣装の着付け体験、民芸品の販売を行いました。民族衣装を着てくださったお二方は、とてもお似合いでした。絵本作りで使う絵本も展示してありましたが、絵本の種類と数の多さにみなさん驚いていました。
ラオスコーヒーで一息ついた後は、待ちに待った絵本作りです。これは、日本の絵本にラオス語の翻訳を貼り付けて、ラオスの子どもたちに贈るというプロジェクトです。
毎年参加してくださっている社員の皆さんは、はさみではなくカッターを持参し、慣れた手つきで素早く、そして丁寧に仕上げていました。初めて参加してくださった方は、昔読んだ絵本を懐かしみながら、1つ1つ慎重に翻訳を貼り付けていました。
絵本の最後に、自分の名前をラオス語で書いて、絵本の完成です。「ラオス語って難しい」という声がたびたび聞かれましたが、皆さん見慣れない文字を書くことを楽しんでいるようでした。絵本作り開始から約2時間後には、ひとり2冊以上の絵本を完成させ、自分の作った絵本を感慨深そうに眺めていました。
そして合計89冊完成しました。
そして、この日、なんと作成した絵本の累計冊数が1000冊を超えました!
記念すべき日であると同時に、長い間、ラオスの子どもたちを支援してくださった皆さんに改めて感謝いたします。
<報告:インターン 諏訪小百合>