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実施中のプロジェクト

現在実施中のプロジェクトの詳細を紹介します。

ビエンチャン県における中学校の図書館整備を通した読書推進事業

【日本NGO連携無償資金協力】
事業の概要
事業名:ビエンチャン県における中学校の図書館整備を通した読書推進事業
事業地:ビエンチャン県ポンホーン郡ヒンフープ郡 地図と写真はこちら

事業内容:
特定非営利活動法人ラオスのこどもは、1982年から、ラオスの子どもたちの成長を願い、日本とラオスを中心に活動を続けている国際協力NGOです。公正で平和な社会づくりに貢献することを目的として、子ども達が自らの力を伸ばし、人生を主体的に選択できるよう、日本とラオスの人々が協働しながら読書に親しむ環境をつくることを理念としています。

これまでに、約3,000の小学校への図書配付し、317か所の学校に図書室整備を行うと共に、5000人以上の教員に対し、図書管理や活用、読書推進に関する研修を実施してきました。教育指導官のトレーニングにも力を入れ、学校での読書活動が継続的、かつ安定的に行われるようサポートしてきました。

ラオス教育スポーツ省は、読書環境の整備を重視し、図書室設置・整備を学校の設置基準としています。近年、小学校には初等教育支援の大きなプロジェクトが増加しており、教科書以外の図書も配付される機会が増えてきました。しかし、中等学校では約1,500校のうち図書室が設置されているのは100校と極めて少ない状況です。

当会は、2014年度にビエンチャン都内の2か所の中等学校において図書館整備事業を実施しました。1,700冊を超える蔵書と、閲覧スペースのある図書館を設置することで、生徒が図書を借りるのみでなく、読書や学習ができる場を作ることができました。また、教員が図書を用いた授業を行って、生徒の理解度が増したという報告もあります。

この経験を活かし、今回、ビエンチャン県において、3か所で中等学校の図書館整備をおこない、学校図書室の設置を推進すると共に、県内の学校図書室のネットワークを構築して読書推進活動の強化を図ります。事業の実施においては、事業の効果を持続するため、次のような体制を整えます。「村教育開発委員会が学校改善計画の役割について理解するとともに、図書館運営をサポートする体制を構築する。」「学校の人材のみで適切に図書館を運営できる体制を構築するともに、学校長が図書館の重要性を理解し、図書館担当教員を配置し、教員相互で補い合い、継続できる体制を作る。」「郡教育局と村教育開発委員会と学校が緊密に連携し、学校図書館をモニタリングする体制を作る。」事業は3年計画で、1年目にポンホーン郡1校、2年目にポンホーン郡1校とヒンフープ郡1校で、図書館建設と各関係者への研修を実施します。図書館建設をおこなった翌年には、更なる定着化のために応用研修を実施します。3年目には、県内の学校図書室のネットワークを構築して地域に向けたイベントを実施し、読書が周辺の学校や保護者にも普及することをめざします。

実施期間: 【第1年次】2019年3月〜2020年2月
      【第2年次】2020年3月〜2021年2月
      【第3年次】2021年3月〜2022年2月

※事業の実施状況詳細は以下に掲載しています。
【第1年次】事業開始(在ラオス日本大使館での署名式の様子)
【第1年次】オープニングセレモニー(引き渡し式)
【第2年次】2年次の事業開始
第2年次】ヒンフープ中等学校の図書館研修(2020年10月13-14日
【第2年次】ヒンフープ中等学校の図書館引き渡し式(2020年10月15日)
【第2年次】サカ中等学校の図書館研修(2020年10月21-22日)
【第2年次】サカ中等学校の図書館引き渡し式(2020年10月23日)
在ラオス日本大使館のFacebookで活動が紹介されました
【第2年次】図書館応用研修「授業における図書活用」(2020年12月8・10日)
【第2年次】図書館応用研修「図書館サイン・図書館展示」(2020年12月9日)
【第2年次】事業評価インタビューの実施(2021年1月13〜15日)
【第3年次】3年次の事業開始(2021年3月1日)

また、当会のFacebookでも、随時進捗報告をしておりますので、是非ご覧ください