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ラオスの教育状況

ラオスでは、小学校は5年生までです。ラオス政府は教育の質を上げるため、中学校4年、高校3年を統合した7年生の中等学校の整備に力を入れています。さらに中等学校の上級の教育機関として、大学や高等専門学校や単科大学、技術学校などがあります。

   小学校
Primary School
 中等学校
Secondary School
 学年数  5学年まで  7学年まで
(前期課程4学年、後期課程3学年)
 学校数  8,813校
 うち5年生まで完備82.3%
 1,831校
 うち7年生まで完備45%
 1年生〜4年生のみ53%
 生徒数  756,191名  611,089名
 教員数 33,892名   36,771名
 総就学率  105.3%  前期課程:80.4% 後期課程:51.4%
 純就学率  98.8%  前期課程:69.3% 後期課程:40.0%
 残存率  80.7%
(1年生ドロップアウト率5.4%)
 前期課程:65.1% 後期課程:74.6%

(出展:ラオス教育スポー省 Anuual School Census 2020-2021)
純就学率:教育を受けるべき年齢に実際に教育を受けている人の割合
残存率:入学した児童生徒が卒業する割合

ラオスには毎年学年末に進級試験があります。このハードルが高く、落第者は同じ学年を再履修しますが、学校をやめる一因となっているとも言われます。残念ながら、小学校1年生でドロップアウトしてしまう子どももいます。

近年、小中学校の就学率や中等学校への進学率はあがってきました。しかし、入学しても卒業できない児童生徒の数が増加しています。入学した子どものうち、小学校では5人に1人が、中等学校前期課程では3人のうち1人が、卒業することが出来ていないという現実があります。